勉強に対する見方を変えてくれた。自分で勉強することの大切さをおしえてくれ、やればできるのが勉強だと思い、勉強することに意味を見出せた。各教科のおすすめ参考書も幅広く教えてくれる。高校生なので自分の頭で考え行動しようと奮起させてくれたとてもいい本です。

2023/06/05

本当に学生時代に勉強していれば良かったと思う。と思っている人向けの基本の基。

2023/06/01

まだ、全部読めていませんがこれは我が家には必要な本です。一気に読めそうですが、しっかり頭に入れながら読み進めたいです。

2023/06/01

動画サイトでの勉強に限界を感じ、購入しました。やはり書物があっての動画だな、と改めて感じました。

2023/05/31

"ぼくは、小説というのは自分たちが生きているこの世界を表現するための道具の一つであって、世界が変われば小説は変わると思っています。"数々の文学賞を受賞した著者が2003年に京都大学の学生向けに行った7日間の講義を編集した本書は、世界文学の豊かな楽しさを伝えてくれます。‬個人的には、やはり時代背景を知らないと、なかなか読み始めはとっつきにくい印象のある(だからこその楽しみもあるわけですが)世界文学の各作品10作品ついて。翻訳の仕事や実作者として言葉の丁寧さ、知識の豊かさには信頼感のある著者が魅力たっぷり伝えてくれるストーリー展開、主人公の設定も含めた解説は、予想以上に知的好奇心が刺激されて面白かった。(まだ未踏の私的文学エベレスト郡。ユリシーズ、アブサロム、アブサロム！、百年の孤独に挑む勇気もこれで。。)著者のファンや世界文学好きはもちろん、小説好きな全ての人にオススメ。

2023/05/29

組み込みシステムのプログラマーです。長年、内容を「読めない」で悩んでいた私にとって救いの書となりつつあります。義務教育時代から国語が苦手で、体系的に勉強する機会を逃してきました。読書はキライではなく、むしろ面白そうなものは進んで読んできましたが、特に文学作品はイマイチ読めてないと長年感じており、有名な作品についての解釈は読後でネットで検索をし、内容を読めているか確認していました。その過程で、読めている人の楽しみ方や視点があると気づいてから衝撃を受け、どうしたら読めるようになるのか、長年悩んできました。大学受験を通過するときの読解力が必要になるのか、と思い、受験参考書も少し読みましたがイマイチしっくり来ず、長年悩んでいたところ、本書に出逢いました。今、第二部の１章を読んでおり、一歩一歩階段を上がるかのように着実に読める力がついて来ていると実感してます。テストで必要だから勉強する、というより、作品を「読める」ようにするためには必読かと思います。この先、本書を読み進めて文学の大河に出る勇気をもらえました。名著と呼ばれる作品も「読める」ようになりたいです。同じ出版社から出てるシリーズの別の本も読んでみたくなりました。この本に感謝してます。

2023/05/26

京都大学の学生への連続講義を収録。そのせいか、わかりやすい。カラマーゾフの兄弟の章（ｐ。125-）が特に良かった。以前読んだ内容をリアルに思い出させる適度なかつ流れのある要約あり。「情欲、信仰、無神論と哲学それから自由の問題。パンとサーカスのことも含めて、今の時代と非常に重なるところが多い。そのうえで別の要素が加わったのが今だとすれば、これはまさに現代の小説として読むことができます。思想的リアリズムとしてひとつひとう機能しています。」（ｐ。160）この小説の現代性をつよく想起させ再読を促すポイントを押さえた優れた文章。なお　いまの日本で流行りのさっぱり系　無印や佐藤オオキ、SANAAにはない重い情念の世界が展開されている小説だった、と再認識した。

2023/05/22

ブルーノ・シュルツを知ったのは、新聞の読書欄の小さな紹介記事がきっかけだった。そこからぼくはフランツ・カフカの匂い、甘く暗い不条理の饐えた臭いを嗅ぎ取った。一冊の本を手にとるきっかけは到るところに溢れている。訳者のあとがきによると、シュルツはユダヤ系ポーランド人で前衛小説の書き手として、芸術家としても名を馳せた人物だったらしい。画家としての感性、技量が文章にも大きく反映されている。自然描写の徹底した擬人化、色に対するこだわり、畳み掛けるメタファーの連鎖はシュルツならではのものだろう。彼の表現にある程度慣れるまでは、あたまの中が混乱しスパークする。だがその先には不条理の絶望的な袋小路の得も言われぬ陶酔感が待っているのだ！　

2023/05/22